くまお フォルテッシモ

ドイツの音大に突如現れた くまおの日記

くまお、ドイツ語の試験を受けに行くの巻

くまおです。

 

マンハイムは既に最高気温でさえ5〜6度です。これでもかなりあったかい方なんだとか。

クリスマスマーケットも始まり、街がきらびやかになってきました。私も家族や親戚、友人にクリスマスカードを書き、クリスマス気分が高まってきております。


先月のことですが、ドイツ語の検定試験を受けに行ってきました。

本当はマンハイムで受けたかったけれど、年内の試験は既に満員で受けられず、フランクフルトやシュトゥットガルトも見てみたがやはり満員…

唯一、空きがあったのはマンハイムと同じバーデンヴュルテンベルク州のシュヴァービッシュ・ハルというところでした。

……どこ?

という感じでしたが、行ってみると予想外にとても綺麗なところでした。

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マンハイムから電車で2時間半。あまり観光地化もされていない街でしたが、木組みの家がたくさんあり、大きな教会が街を見守っている、ゆったりとしたところです。

 

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時間がゆっくり流れていくような、ステキなところでした。

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今回はB1というレベルの試験でした。

英語で言うと英検2級相当くらいでしょうか。体感的にはドイツ語の方が難しかったですが。


ドイツ語は英語に比べ文法は複雑ではないので、単語力が点数に直結しやすいと思います。だがしかし、ドイツ語は似たような単語が本当に多くて困ります……。


試験はLesen(レーゼン・読む)Hören(フューレン・聞く)Schreiben (シュライベン・書く)Sprechen (シュプレッヒェン・話す)の4分野から成ります。

話す以外の3分野は筆記試験です!


読む分野では長文読解が基本です。ブログを読んだり、新聞記事を読んだり、いくつか広告と依頼人の前提条件が提示されて、どの人にどの広告がふさわしいか選択する問題もあります。


聞く分野では短い・長い会話を聞いて答える問題や、ラジオのディスカッションを聞いてどの人がどの意見を言ったか答える問題があります。

くまおは(英語の時もそうだったけれど)リスニングが大の不得意でした。

 

書く分野では架空の友達に手紙を書いたり、企業に出すメールを書いたりします。こちらは手紙やメールの書き方のテンプレ(拝啓〜敬具的な)を突っ込んでおいて、あとはB1レベルの文法を散りばめておけば点数は稼げます(雑な説明)。


ここまでは筆記試験、お昼休憩を挟んで午後から2人一組で行う話す試験です。基本的に違う国籍、違う性別で組まされます。私の相手はパキスタン出身のドイツで働く二児の父でした。このおっちゃんのせいで、私の話す試験はボロボロになりました笑


課題は2つ出されます。ひとつ目は二人で共通の友達の誕生日にサプライズパーティを計画してください、というもの。

まずおっちゃん、趣旨を分かっていなかったようで、私が「どこで集まるか、何をするか」といったことを話し合おうとしてるのに全然通じず笑、見兼ねた審査員の先生が止めに入りました…笑

しかもパキスタン訛りなのか、彼のドイツ語を全く理解できませんでした…ははは…


ふたつ目の課題はプレゼンテーション。4〜5枚のスライドに沿って自分の意見や祖国の状況、長所と短所などを述べる課題です。これは基本的に一人ずつ話し、プレゼン後にもう片方が質問をするのですが、おっちゃんこれもよく分かっていなかったようで、私のプレゼン中に滅茶苦茶質問をぶっこんできて、話しをぶった切ってきて困りました😂

 


人運がないくまおです。

 


結果はその日のうちにネットで分かり(めずらしく仕事が早い笑)、無事に合格でした✨苦しんだリスニングは9割近く取れていたのでそれだけで嬉しかったなぁ〜。

正直、10月は毎日のようにドイツ語で苦しんでいて、進歩の兆しも感じられなかったのですが、以前はとても難しいと思っていた試験がいくらか簡単に感じられて、ちょっとは成長したのかなぁと思ったくまおでした。

 

ちなみに試験中は携帯をはじめ電気機器が休憩中も没収されていたので、試験終わってから日没までのタイムリミットの中写真を撮りまくりました…

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つづく