くまお フォルテッシモ

ドイツの音大に突如現れた くまおの日記

くまお、ウィーン旅 その② コンサート巡りの巻

くまおです。

 

ウィーンで楽しみにしてたこと、2つ目はもちろんコンサートです!

さすが芸術の都、たくさんのコンサートホールがあります。正規の値段のチケットは手が届かないので、今回は裏技(というほど裏技でもない)ばかり使って3つのコンサートに行ってきました(もうちょっと行きたかった…)。


ウィーン国立歌劇場

まず到着した初日に行ったウィーン国立歌劇場!(Wiener Staatsoper/読み方はウィーンナー シュターツオーパー)

国立歌劇場では、開場の80分前から立ち見席(Stehplatz/シュテープラッツ)が販売されます。普通に席を買うと普通に高いですが、立ち見席ならなんと3€か4€で買えちゃいます(舞台正面の一番後ろの立ち見席は4€。サイドのバルコニー部分の立ち見席は斜めに見えてしまう分安く、3€です)。

ギリギリまで予定が分からなくても、当日の気分でいきなり行こう!となっても大丈夫。

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3枚目下方が、舞台正面側の立ち見席。

ご覧の通り歌劇場大きいし、満員になることはないだろうな〜と思って、立ち見席も余裕で入れるだろと思って行ったら、売り場が長蛇の列でびっくらこきました。普通の席でも売り切れだったそうです。

開演が19時だったのですが、念のため16時から行っててほんとに良かった。そして安定のお一人様だったので、優先的に前の方の席をもらえました。ディズニーランドのシングルライダー的な…。

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美術館かな?ってくらい中も綺麗な歌劇場。

この日はプッチーニのトスカでした。後から友人の友人(声楽家)が、キャストが豪華で観に行って正解だと言っていたそうです。

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立ち見席、後ろから見るとこんな感じ。バーとモニターが付いています。モニターには字幕が出るのですが、なんと日本語があります!!

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ただ、安くて誰でも入れる立ち見席は、モラルのないお客さんが多いことも確かです。私の前にいた中国系の子供連れの家族は、はっきり言って最悪でした。笑。

やっぱりね、ちびっこは飽きるしね、お父さんお母さんも上演中に私語はね、ダメだよね。しかもお父さんなぜか私のバーに肩肘乗せてきて、後ろ振り返ったりしてきたので(感動しすぎて一人で号泣してるところ絶対見られた)、鬱陶しくて必死にガードしました。本気で注意しようかとおもった。


まぁ、その家族は案の定1幕で帰ったのでわーいって感じでした(^。^)

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とにかくこの日のトスカは最高でした…😂

 

☆ウィーン楽友協会

ニューイヤーコンサートで有名な楽友協会(Wiener Musikverein/ウィーンナー ムジークフェライン)。実はたくさんのホールや資料館、出版社も同じ建物にあります。

今回は大ホールではなく小ホール、ブラームスザールでシューマンブラームス室内楽を聴きました。

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ここでも出ましたブラームス。協会の会員で、楽友協会で自身の初演を行なったり指揮をした功績を称えて、ホールの名前になっているそうです。

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楽友協会では普通のチケットの発売と同時に舞台が見えない席(keine Sicht zur Bühne/カイネ ジヒト ツア ビューネ)が破格の6€で販売されます。

が、私の座った席、なんと舞台が見えました(?)。遠いけど。

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6年前、草津の音楽祭に参加した時、マスタークラスを持っていた方がこの日のピアニストで、なんだか懐かしくなりました。もう6年前…。

大ホールには予定が合わず結局入れませんでした。次があるなら、是非来たいです…。

 

 

☆コンツェルトハウス

ウィーン国立音大に通う元同級生と一緒にコンツェルトハウス(Konzerthaus)にも行きました。ちなみにこの隣にはウィーン国立音大のピアノ棟があるらしいです。

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コンツェルトハウスでは、開演の30分前に売れ残っている席が一律12€で販売されます。

最初は小ホールの方でピアノのリサイタルを聴こうと思ったら売り切れで、大ホールのベートーヴェンのピアノ協奏曲の公演に来ました。

すごくいい席でした…たぶん周りのおばさまおじさまは正規の値段で買って入ってるんだと思います。ごめんなさい。ありがとう。

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この日はオールベートーヴェンプログラム。音大の先生が指揮とソリスト一人二役をこなしていました(協奏曲ではピアノを弾きながらオケの指揮もしてた)。

 

毎日たくさんのコンサートが開かれていて気軽に行けるのは本当に素敵です…。そういえば私マンハイムのコンサートあんまり行ってないや(いつもハイデルベルクや近郊の街に行ってしまう)。帰ったら行こう…

 

 

つづく