くまお、ドイツの夏、虫との戦い② の巻
くまおです。
無事に卒業リサイタルが終わり、その後本番をふたつ、イタリアとスペインでやってきました。その話はまたおいおい……。
すっかり夏です。
とっても夏です。
ドイツは涼しいイメージあったし、実際5月には一度冬の気温になったこともありましたが。
卒業リサイタル直前の1週間と今週は本当に地獄です。マンハイムはドイツの他の街と比べ冬も夏も暖かいそうで、時折38℃、39℃が続きます。
大学で受ける先生との最後のレッスンの日が39℃、しかも15時から、日当たりのいい部屋だったのですが、レッスン部屋がサウナでした。先生倒れちゃわないか本当に心配で、家で凍らせた大きな保冷剤を持って行ったくらいです。先生はほっぺに保冷剤を終始あてて喜んでた。笑
というのも、ドイツのあかんところは、冷房がある建物が少ないことです。ドイツの普通の家は、日本のような壁が薄く風通しのいいものではなく、冬の厳しい寒さにも耐えられる高い機密性を備えているのです(なので冬は外は極寒でも家の中はとても暖かいです)。
昨今の温暖化のせいで、家の設備が追いついていません、普通のお家には暖房しかついていません。私の通う大学ですら、音楽ホールにしか冷房はありません。あとは、デパートやショッピングモールにはちらほらつき始めているようですが…。
というわけで、くまお家には扇風機もないため、最近は朝と日が沈んで涼しくなる21時ごろに窓を開けて、なんとか家を快適に保っています。
暑くなるにつれて、虫たちも活発に動き回るようになってきました。
ドイツ、ハエがごっつ多いです。
私の家の窓には、前に住んでいた人が網戸を貼ってくれているのですが(そもそも初期設備に網戸がないことがドイツでは普通です。本当におかしいと思う)窓を開けると、網戸の剥がれた隙間からブーンと入ってくることがあります。
この間うちで韓国人台湾人の友達を招いてお好み焼きパーティをしたのですが(私は定期的に家に人を呼んでお好み焼きの良さを他の国の人に広めています)、ソースの香りに引き寄せられ、4匹も入ってきました!
お好み焼きはいつも好評です。焼き処くまお。
材料を揃えるのに限界もあるので、日本のには劣りますが…😊
話を戻して……クモ等の飛ばない虫の対処は、下宿生活で完璧に身につけたので、ここに引っ越してきてからも不自由なく過ごしていましたが、飛ぶ虫については未履修でした。
灯りを玄関だけつけて誘導して、ドアから外廊下に逃がしたり、ハエが自主的に出て行ってくれるように下敷きで窓まであおいだり、とまってるところをナイロン袋で捕獲して逃がしたり……と、飛ぶ虫に関しては生かして逃す方向で奮闘しております。
今は無事、1匹もいません。
なんて快適なんだ〜。
日本に帰ったら、次からは自分で虫退治を任されるんだろうな(1年前は3mmくらいの虫でも怖くて、母に助けを求めていた情けないくまおでした)。
つづく