くまお フォルテッシモ

ドイツの音大に突如現れた くまおの日記

くまお、ベローナに行く の巻

お久しぶりです。くまおです。


9月に帰国したのに、卒論のせいで全くかけなかったブログ、再開します!書き残した留学中の出来事を思い出しながら、最後まで書いていきたいと思います(^。^)


今年7月上旬マンハイムでの卒試を終えた直後(たぶん2日後だった)、コンクールのためイタリアのVerona(ベローナ)へ行きました。

たまたまマンハイムで一緒に勉強しているピアノの先輩とエントリーしたコンクールが被り(飛行機等を取った後で気がついたので行き帰りは別行動でしたが)楽しく旅することができました!

 

ベローナにも空港があるのですが、フランクフルトからもシュトゥットガルトからもなぜか割高。


なので結局、先輩はミラノへ、私はベネツィアへ飛び、そこから電車でベローナ へ向かいました。

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3月ぶりのベネツィア。滞在時間わずか30分だったのですが、夏は春に比べて更に空が抜けるように青く、気持ちよかった〜。


スーツケースを持ちながら橋を渡ったりしていたら筋肉痛になりました。

ベローナ行きの電車もガラガラで、意外にも(?)定刻通りに発着していました。券売機もドイツ語あって、びっくりするくらいトラブルなくベローナ駅まで着きました。


ベローナは野外歌劇場が有名で、ちょうどその宣伝(?)か、ベローナ駅前に巨大なアイーダ像が。なぜか横からしか撮ってなかった。

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コンクールが行われたのはベローナはベローナでもヴィラフランカというど田舎で、更にバスを乗り継ぎ泊まるところまで行きました(田んぼばっかりのところを抜けていく感じの…)。

 

次の日からのコンクールまでは順調だったのですが、

ここで事件が起きるー(やっぱりスムーズにいくわけないー)!!


私が止まっていたところはベローナ駅からコンクール会場の中間地点だったのですが、なんとコンクールが終わるのが20時頃だったのに、終バスが20時!笑


先輩や、たまたまいらっしゃった日本人の方と「まぁタクシーあるでしょ!」とコンクールの打ち上げを会場近くのピッツェリアでやってたら0時を回りそうになってしまいました(めっちゃ美味しかった)。

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ついでにジェラート屋さんにも…(連日38℃くらいだったので、毎食後に食べていた。たぶん合計10こくらい食べた)。

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でも見渡すかぎり全っっっっっ然タクシーないのです!!!

近くのヴィラフランカ城でロックフェスみたいなのやってて人通りはすごかったのにタクシー全然いない!!

 


困ってレストランの方にタクシーを呼んでもらえないか聞いたところ、答えが、、、

 


「ヴィラフランカにはタクシーはない」

 

 

 

は??

 

 

 

 (」゜ロ゜)」

 

 

 

。。。結局、同じところに泊まっていた先輩と、深夜のヴィラフランカを40分かけて歩いて帰りました笑

 


これもいい思い出。笑

 

 

 

コンクール後の2日間はベローナ観光に充てることができました!卒試からコンクールまで気が抜けなかったので、やっと楽しめる感じです。


初日は、前日歩いて帰った交通の便が悪い宿泊所を後にし、先輩とベローナ旧市街近くのAirbnb (民泊)に移りました。

優しい老夫婦のお家で、しかもおじいちゃんは昔ハンブルクで音楽の勉強をしていたそうで、ドイツ語が堪能な方でした。朝ごはんご馳走になったり、便利なスーパーやおすすめ観光スポットを教えていただきました✨


この日はとにかく盛りだくさんで、午後からバスを乗り継ぎ、妖精(ニンフ)伝説の残るボルケット村(Borghetto)へ行きました。

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見晴台に登ったり

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川の流れを感じられる街を歩いたり

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すっごく綺麗で行けてよかったと思うのですが、サンダルで来るところではなかったなと思いました(前日の徒歩でも思った)。

 

ベローナの旧市街も、基本下が石畳なんですよ、、、


私のサンダルはドイツで買ったのですが、売られているサンダルのほとんどがかかとから土踏まずまで靴底のようになっているものなのです。

私はかかと部分がちゃんと分かれているタイプ👡が好きで、探すのに苦労したのですが。


これ絶対石畳対策だ。。。

マンハイムが石畳じゃないのですっかり忘れていました。

 


ベローナで石畳にかかとが何度はまったことか、、、

 

 

そしてボルケット村からベローナへ戻り、夜は野外歌劇場でカルメンを観ました!!

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コロッセオみたいな大きな歌劇場です。アリーナ席は高いので、私たちは上の方の石段に座りました(石剥き出しなので座布団を敷いて座ります)。


アリーナ席にはコスプレ(?)なのか本物の貴族なのか、すごいドレスを着た方々も入場されていました。

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カルメン、最高でした〜。

新演出のような奇抜な感じではなく王道!で、なによりこんなに大きな会場なのに迫力が凄まじかったです!(先輩の超高画質望遠カメラで撮った写真。カルメンが有名なハバネラを歌っているところとカーテンコールのところです)

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途中雷がゴロゴロしましたが、なんとか天気ももってよかったです!(稲妻が光っていた…)

 

ちなみに歌劇場の横の広場には今日使わなかったアイーダのセットが山積みに…(次の日がアイーダだったのかな)

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観光2日目はベローナの旧市街をぶらぶら。

私は知らなかったのですが、母に「今度ベローナいく〜」と言ったら「ロミジュリの舞台じゃん!!」と言われました(無知すぎる)。

 


というわけでジュリエットの家です。

あのバルコニー!

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おっぱい触ると幸せになる、というジンクスがあるジュリエットの銅像にもタッチ出来、部屋の中もじっくり見てきました。

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ちなみにロミオの家もあります。こちらは公開されていないためかかなりひっそり。

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その他、民泊ご主人のおすすめ(わざわざ地図を書いてくれた)を巡ったりしました。上がおそらくスカリガーのお墓?教会?(わからない)、下がサン ゼーノ マッジョーレ教会(San Giorgio Maggiore)です。

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途中何度目か分からないジェラート屋さんに入った直後、雹に降られました。連日暑かったせいかもしれません。

ここでベローナで食べたジェラートの一部…。一番下のえげつない色のフロートは、食べてみると案外普通の味でかき氷みたいな感じです。コップは小さいけれど、冷たすぎて食べても食べてもなくなりませんでした。

 

ジェラート屋さんで注文するためだけにイタリア語を覚えました(味ダブルで〜とかトリプルで〜と頼みたかった)。

その土地に行くとなんとなく言葉も覚えられるから嬉しいです。

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留学中イタリアへは2回行くことができました。ドイツとは建物や街の雰囲気も違い(赤茶色や黄土色の建物が多かった)、からっとした晴れも多くて、イタリア系の人たちがみんな陽気な理由も少し分かる気がしました笑。

 

この後マンハイムに戻り、友人の入試の伴奏をマッハでこなした後、スペインに旅立ったくまおなのでした。

 


続く。